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Mamá en Centro de Lima

2010年02月21日
2月3日(水)



来秘初日から予定をがんがん入れるのはどうかと思ったが、
母曰く「いや、大丈夫やろ」というので、朝から観光開始!
まずは世界遺産に登録されているリマ旧市街、セントロに向かうことにした。



…バスで。(笑)



いくらなんでも観光初の乗り物にバスってどうよ、と思ったけど、
これまた「大丈夫やろ」と言うので、ま、いっかと。
「運転が荒いから、酔いそうになったら言ってね」と念を押してバスに乗ったが、
母は楽しそうに窓の外を眺めていた。



「インドネシアよりきれいやねぇ。」



あはは、確かに(笑)
よほどジャカルタの印象が残っているのだろう、
あの悪名高きリマのセントロに言っても「マシやね、ずっとマシやね。」と言っていた。
バスに乗ってくる物売りや物乞いにも「マシやね」
さて、これでもう何を見ても驚くことはないだろう。
第一印象クリア!である。



さてアバンカイ通りでバスを降り、セントロ歴史地区へGO!
事前に「見たいところリスト」を貰っていたので、それに沿って行く。



最初はサン・ペドロ教会
このバロック様式の教会は、過去の大地震でもほとんど崩れなかったという。
実は私も初めて入ったが、なんと美しい教会か!
黄金に輝く祭壇、スペインから輸入したセビリアン・タイル
ほほー、なんとも穴場でありました。静かだし入場無料だし、お勧めであります。



お次はすぐ斜め向かいにあるトーレ・ダグレ宮殿
ここは現在、外務省の本館になってるとかなんとかで、中には入れない。
しかし外観がとても美しい建物なので、基本的に外から眺めるだけでもOK。
でもちょっとは見たいよねぇ…



入口にいた黒服の職員が「中に入っちゃだめ!ここまで!」と怖い顔で注意してきた。
でも「ニッポンジン、ムガイ デース」という顔をして入口付近で撮影してたら、
なんとなく許してくれた。
「これは脈あり!」と見たわたくし、例の単語を繰り返す。



「ママがねー、日本から来たんだよ」
「ママにねー、大好きなペルーを見せたいんだ」




そしたら「じゃあ、ここまでならいいよ」とパティオの中まで入れてくれたのだ♪
やほー!ママ効果!



最後に職員さんに「君はリマに住んでるの?だんなはペルー人?」って聞かれたので
「Si Si(ハイ、ハイ)♪」と答えておいた。
やっぱりそれはペルーに対するサービスでしょう(笑) だんな、許せ。



「あんたは得だわねぇ」と母は言うけど、何を言いますか、あなたのためですわ♪
黒服さんたちにニコヤカに手を振って、さてお次の場所へと。
と思ったら目の前に「入場料 無料」の文字が。
そこは中央準備銀行博物館、無料に釣られて入る。



1階はプレ・インカ時代からの壺や焼き物、織物、アンデスやアマゾンの民族的なものも少しあり。
地下1階はモチェの黄金仮面や金ぴかの出土品が展示されていた。
まあ、これまた見ごたえがあるわ、素晴らしい!
そのほかにも、ペルー植民地時代からの、古いコインなどもあります。ぜひどうぞ。



そしてやっとアルマス広場へ。
ここで外せないのがカテドラル
何度もここを訪れている私なのに、まともなガイド一つしてあげられません、ごめんね。
でも母は勝手に自分で見て勝手に楽しめる人なので、そこは楽チンだった。
ピサロの棺は抑えたし、ま、いっか(笑)



外に出ると、ちょうどお昼。大統領宮殿の衛兵交代式が始まっていた。
母は「ロンドンで見た衛兵交代式は、もっとピシーっと足が上がってたのにねぇ」とのたまうが…
ロンドンから見たら、ジャカルタもリマも同レベルらしい(苦笑)



のどが渇いたので、その辺の店で絞りたてのフルーツジュースを。
ペルーのいいところは、色んなフルーツジュースが安いこと。
オレンジとパパイヤ、各2ソル(約60円)。とても美味しゅうございました。



さてさてお次はサン・フランシスコ教会
セントロを代表するこの教会は、やはり外せないでしょー。
ガイドツアーにしたがって中を見て回り、地下墓地カタコンベに入る。
昔は写真撮影可だったのに、ダメだって。
どんどん厳しくなっていくねぇ… まったく。



ちなみに私が初めてここに来た数年前には、
カタコンベの骨も直接触れるくらい大雑把な管理だった。
でも今はガラスケースで覆われている、なぜか?
なんとこの骨を持ち帰る輩がいるらしいのだ。
有名人でもなんでもない、一般人の骨を持ち帰ってどうするんだ?
世界中どこにでもおバカな奴はいるもんですな。情けない。



おーっとここでもうお昼!
友達とのランチの約束があったので、急いでミラフローレスへ(もちろんタクシーよ♪)。
友達の家からも近く、午後の目的地からも近く、そしてパン好きの母にもいいだろうと、
サン・アントニオというカフェに行った。ここのブティファラ、好き♪



途中、「ほら、金持ち地区になると、家や道が変わるでしょー」とか説明すると
とてもよく理解できたらしい。
短時間でがんがん学習している母である。



友達と3人でランチをした後、天野博物館へ。
ここは日本人なら絶対行くべきです。なんたって日本語ガイドですからね。
何度もお世話になってますが、今回のガイド君はとても分かりやすくよかった。
そろそろ母が眠くなる時間だと心配したけど、とても楽しんでいるようだった。よかったー。



さてと。
友達が「送って行くよ」と言ってくれたのだけど、
この後最終目的地に行かなければならなかったので、ここでお別れした。ありがとね!Mちゃん!!
ミラフローレスの旅行代理店さんに、ホテルバウチャーとナスカフライトのチケットを受け取りに。
ナスカフライト、何やらキャンペーンがあったそうで13ドル返金してくれるとか!
わーい♪へんきーん♪



と、こうして初日から思いっきり母を連れまわしたのでありました。



でもね、ほんと元気だったのよ。
そしてその後もね、ほんと元気だったのだ。すごいぞ、母!





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ママ効果

2010年02月19日
スペイン語で「お母さん」「Mamá(ママ/後ろにアクセントがきます)」
「Madre(マードレ)」とも言うが、こちらはどちらかと言うと「母」に近い。
老若男女、いつでもどこでも「Mamá!」
ラテン文化はマザコン文化でもあります。



さて、我が実家の話ですが。
うちはずっと「パパ・ママ」でした。
もちろん人様の前で話す時は「父・母」で言いますけどね、そりゃ大人の常識。
でも子供のころからそう育っているので、今更呼び名は変えられません。



2月2日の夜、リマのホルヘ・チャベス空港に母を迎えに行った時のこと。
空港の到着ゲートは、大勢の人でごった返しておりました。
旅行会社やホテルからの送迎の人、家族や友人を待つ人々。
すりガラスの扉が開き誰かが出て来る度に、みんなが一喜一憂しています。



で、やっと母が出て来ました!
おーい!ママー!こっち、こっち!ここにいるよ!!



その時私が発した「Mamá!」の言葉に、周囲が大反応!



「まー、あなたのお母さんなの?」「お母さんなのね?」
「まー、よかったわねー」「よかった、よかった」
「どこから来たの?えっ?日本?」「日本よ、日本人よっ!」
「日本ってどれくらい遠いの?えっ?30時間?」
「まー、30時間よ、30時間!」「えーっ?30時間?30時間!」
「あなた、ここから入りなさいっ! えっ?いいのよ、いいの、ほら、前へっ!」




と、なんだか知らないうちにみんなが場所を開けてくれて、
警備員が苦虫噛み潰しているのも気にせず、私をロープの中へ押し込んでくれました(笑)
こちらも周囲の期待に応えるべく「OH! Mamáaaa!!!」を連呼。
わざわざ日本から30時間も掛けてやってきた母と子の、感動のご対面シーンを演じたのでありました♪



いやー、さすがラテンの国、ママ効果大ですな。
おととしだんなのお母さんと叔母さんが来てくれた時は、「Oka-san! Oba san!」って呼んだから、
こんな反応はなかったんだよなー。



今回の母滞在2週間、思いっきり使わせていただきましたよ、この単語♪
そしてすごーく効果があったように思います。
これ、結構お勧めであります(笑)





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母帰国。

2010年02月17日
2週間のご無沙汰でした。



母はペルー時間2月15日午前1:20のデルタにてリマを発ち、
日本時間2月16日午後3時ごろ、成田に到着しました。



うぃ~ん、長いよぉ。



長旅で疲れていると思うけど、大丈夫かな?
リマに来た時はほとんど時差ぼけなくて、とても元気な母でした。
でも後からどっとくるからね、どうかゆっくり休んでくださいな。



残念ながら今回は、マチュピチュ遺跡には行けませんでした。
でもその代わり、聖なる谷を満喫できてよかった!
サクサイワマンやオリャンタイタンボなど、いくつかは個別に行ったことがあったんだけど、
このツアーの参加は初めて。
どの遺跡もみな素晴らしく、感動いっぱいのクスコ滞在でした。



あ、雨もね、2日目は降ったり止んだりだったけど、
雨季にもかかわらず、まずまず恵まれたと思います。
地球の裏だから2割減?って感じですが、晴れ女パワーを発揮してくれたようですな(爆)



一度リマに戻って、またすぐイカ・パラカスへ。
パラカスのホテルはよかったですー!
ペルーにもこんなリゾートができたのね、って感じ。
これならハワイやバリにも負けない!!



心配したナスカフライトやバジェスタス島の船にも、全然酔わなかった母。
そうそう、高地にもすぐ適応してましたな、この人は。
狭心症とか言ってたけど、前世はアンデスの人?と思うくらいでした。
さすが。



リマに戻ってきて、またミラブスパチャカマック遺跡ツアーに参加。
メルカド・インディオでお土産かって、スーパーでもお菓子などを大人買い。
最後の荷造りは、体重計で何度もチェックしながらのパッキングとなりました。



とまあ慌ただしい2週間がすぎ、今やっと落ち着いてPCに向かっております。
なので仕事も思いっきり溜まっており、今大慌てでもあります(苦笑)



母との旅行記はまたぼちぼちと。
さて現実に戻りますか!!






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母到着。

2010年02月03日
本日ペルー時間2月2日の夜中に、
我が母が無事リマに到着しました~♪



とってもスムーズに来れたそうです。よかったよかった。
そして、スーツケース一杯にお土産を持ってきてくれました。
うぃ~ん、母の愛。



今はもうお休みです。
こちら3日の午前3時前。
ああ、私も寝なきゃ、お肌の再生タイムがすっかり過ぎてしまったわ。



しばらくブログはお休みしますが
しっかり遊んできますね!
ではまた♪





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